pile up は、物が積み重なること、または問題や仕事などが次々と増えていくことを意味する句動詞です。物理的に物が山のように積み上がる場合にも、抽象的に問題や負担が蓄積する場合にも使われます。また、名詞形 pileup は、車の玉突き事故を指すこともあります。
/paɪl ʌp/
The dishes are piling up in the sink.
シンクに皿がどんどん溜まっている。
If you keep ignoring your responsibilities, problems will pile up until they become impossible to manage.
責任を放置し続けると、手に負えなくなるまで問題が積み重なっていく。
pile はラテン語の pila(柱、積み重ね)に由来し、古フランス語を経て中英語に入った語です。「積み重ねる」という意味で15世紀頃から使われています。副詞 up と組み合わさることで、「上へ積み上がる」「どんどん増える」という動的なニュアンスが加わりました。名詞としての pileup(玉突き事故)は、車が次々と衝突して重なる様子から20世紀に生まれた用法です。
チャールズ・ディケンズの Bleak House では、未解決の訴訟案件が際限なく積み重なっていく様子を描写する場面で、物事が pile up するイメージが効果的に用いられています。また、レイモンド・カーヴァーの短編小説では、日常生活の中で家事や問題が pile up していく描写が、登場人物の閉塞感を表現する手法として使われています。