公平で偏りのない、どちらの側にも肩入れしない様子を表す形容詞。人や判断、対応などが公正であることを意味する。
/ˌiːvənˈhændɪd/
The judge was known for being even-handed in all her rulings.
その裁判官は、すべての判決において公平であることで知られていた。
An even-handed approach to the conflict required listening carefully to both sides before making any recommendations.
その紛争に対する公平な対処には、いかなる提言をする前に双方の話を注意深く聞くことが求められた。
even と handed の複合語で、16世紀頃から使われている。「両手が均等である」という比喩的なイメージから、「どちらにも偏らない、公平な」という意味が生まれた。天秤が左右均等に釣り合っている姿を連想させる表現でもある。even は古英語の efen(等しい、平らな)に由来し、handed は「手の扱い方」を示す接尾辞的な用法である。
シェイクスピアの『ヘンリー五世』では、王の公正さを描写する場面で even-handed に近い表現が用いられている。また、シェイクスピアの『マクベス』第1幕第7場では、"even-handed justice" という表現が直接登場し、「公平な正義は、毒杯を差し出した者にそれを返す」という意味で使われている。チャールズ・ディケンズの『荒涼館』でも、法と正義の公平性を論じる文脈でこの語が見られる。