もともと書かれていた文字を消して、その上に新たに書き直した羊皮紙や写本のこと。転じて、何層もの痕跡や歴史が重なり合っているものを指す。
/ˈpælɪmp.sɛst/
The ancient manuscript was a palimpsest, with traces of earlier writing visible beneath the surface.
その古代の写本はパリンプセストであり、表面の下に以前の文字の痕跡が見えていた。
The city itself is a palimpsest, where Roman ruins lie beneath medieval streets, which in turn are buried under modern pavement.
その都市自体がパリンプセストであり、ローマ時代の遺跡の上に中世の街路が重なり、さらにその上を現代の舗装が覆っている。
ラテン語の palimpsestus を経て、ギリシャ語の παλίμψηστος(palímpsēstos)に由来する。πάλιν(palin、「再び」)と ψάω(psaō、「こする・削る」)の合成語で、「再びこすり取ったもの」という意味。中世では羊皮紙が貴重だったため、古い文字を削り取って新しい文章を書き直すことが一般的に行われていた。