自己犠牲(じこぎせい)。他者の利益や幸福のために、自分自身の欲求・利益・安全などを犠牲にすること。
/ˌsɛlf ˈsæk.rɪ.faɪs/
The mother's self-sacrifice ensured her children could go to school.
母親の自己犠牲のおかげで、子どもたちは学校に通うことができた。
Throughout history, countless acts of self-sacrifice by ordinary people have shaped the course of nations, often without recognition or reward.
歴史を通じて、普通の人々による数え切れないほどの自己犠牲の行為が、しばしば認められることも報われることもなく、国々の運命を形作ってきた。
self(自己)と sacrifice(犠牲)を組み合わせた複合語。sacrifice はラテン語の sacrificium に由来し、sacer(神聖な)と facere(行う)から成る。元々は「神に捧げる行為」を意味していたが、やがて「大切なものを他者のために手放す」という意味に広がった。16世紀頃から self-sacrifice の形で使われるようになり、宗教的・道徳的な文脈で特に多く用いられてきた。
『二都物語』(A Tale of Two Cities) — チャールズ・ディケンズの代表作。シドニー・カートンが愛する女性の幸福のために自らの命を差し出す場面は、英文学における自己犠牲の最も有名な描写の一つである。「It is a far, far better thing that I do, than I have ever done」という名台詞で知られる。
『レ・ミゼラブル』(Les Misérables) — ヴィクトル・ユゴーの作品で、ジャン・ヴァルジャンが他者のために繰り返し自らを犠牲にする姿が描かれ、self-sacrifice が作品全体の中心的テーマとなっている。
『ハリー・ポッター』シリーズ(Harry Potter series) — J.K.ローリングの作品では、リリー・ポッターが息子を守るために命を捧げる行為が物語の根幹をなし、愛に基づく self-sacrifice の力が繰り返し描かれている。