/əˈsaɪd/
副詞として「わきへ、横に、別にして」という意味。また、名詞として演劇用語で「傍白(ぼうはく)」、つまり他の登場人物には聞こえない設定で観客に向かって言うセリフを指す。日常会話では「余談」「ちょっとした補足」という意味でも使われる。
She stepped aside to let the others pass.
彼女は他の人たちを通すために、わきに寄った。
In his speech, the professor made a brief aside about the history of the theory before returning to his main argument.
教授はスピーチの中で、その理論の歴史について短い余談を挟んでから、本題に戻った。
古英語の on sidan(「側面に」)に由来する。**a-**(〜の方へ)と side(側面)が結びついてできた語。演劇における「傍白」の意味は16世紀頃から使われるようになり、舞台上で登場人物が観客だけに語りかける演出技法を指すようになった。
シェイクスピアの戯曲では aside が頻繁に用いられる演出技法であり、特に『ハムレット』(Hamlet) や『マクベス』(Macbeth) では登場人物の内面を観客に伝えるために効果的に使われている。また、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』(Pride and Prejudice) でも、語り手が皮肉を込めた余談を挟む手法として aside 的な表現が見られる。